清水の舞台
十年ほど前に高校の修学旅行で行ったんですが、あれ、結構高いんですよね。そりゃ、六本木ヒルズだの丸ビルだのと比べたら低いですが、上に上がればそれなりに高い。あそこから飛び降りるとなれば、それなりに覚悟がいるでしょう。高所恐怖症ぎみだった当時、下を見て真剣に怖がっていた私です。
そんな覚悟で、思い切って。
始めてみました、ヴァイオリン。
大人になってから始めるには難しい楽器なのは、百も承知です。実際、チェロ弾きの従妹には、難しいからチェロにしておけと言われました(チェロはチェロで腰痛持ちには厳しいそうなんですが…ヨーヨー・マも腰を手術してますし)。
でもそれでも、やってみたかったんですよ。
長い間、憧れていたんです。
こう、行く先々へ気軽に伴えて、ひょいっと演奏を楽しめる、あの軽やかな楽器に。
(元々ピアノをやっていたので、ピアノと比べると余計軽やかに見えましたねぇ)
自腹で楽器を習えるぐらいの小銭を持てる身分になり、ついに欲求を抑えることができなくなりまして。
こうして私の手元に、スズキ君(スズキバイオリン№280)はやってきました。
願わくば、このスズキ君とお友達になり、演奏を楽しめたらなぁ、と思っております。
でもとりあえず、練習場所、見つけないとなぁ…。